ひとやすみ
2003年9月21日今日は一日休み。
指揮棒を持たなかったのは久しぶり。
休みとはいっても、作曲とアレンジの予定は詰まっているから、今日も2曲アレンジ。全く何もしない日っていうのはないね。
家出していたゆきちゃんから久しぶりの連絡。携帯の番号とメールのアドレスを教えてくれたから、連絡は取れるようになった。お母さんには教えていないみたいだから、俺も教えない。どうしても連絡が必要になったら、俺から連絡すればいいんだから。
ゆきちゃんもいくらか落ち着いてきたのかなあ。
指揮棒を持たなかったのは久しぶり。
休みとはいっても、作曲とアレンジの予定は詰まっているから、今日も2曲アレンジ。全く何もしない日っていうのはないね。
家出していたゆきちゃんから久しぶりの連絡。携帯の番号とメールのアドレスを教えてくれたから、連絡は取れるようになった。お母さんには教えていないみたいだから、俺も教えない。どうしても連絡が必要になったら、俺から連絡すればいいんだから。
ゆきちゃんもいくらか落ち着いてきたのかなあ。
自転車
2003年9月14日通勤用の自転車を買った。
先日、医者に「健康のために運動をして痩せなさい」と言われてしまって、今のスケジュールでできる運動っていったら自転車しかないので、週に1〜2回、今勤めている学校まで自転車で行くことにした。
学校までの距離は15キロほど。途中山越えが一カ所。所要時間は40分ほど。……手頃だね。
俺が初任給を2ヶ月分使って買ったオーダーメイドの自転車は、2年前に車に側面から突っ込まれて壊れてしまったので、それ以来手頃な自転車がなくて乗っていなかったんだ。
本当はすぐにでも買いたかったんだけど、家内に「だめ」って言われてたんだ。理由は俺がスピードを出しすぎること。
車に側面に突っ込まれた原因も、俺のスピードにある。ぶつけられた時、40キロくらいのスピードが出ていたんだけど、車の方は自転車がそんなに速いって思っていなかったらしくて、俺が交差点に入る前に右折できると思って曲がったらしいんだ。ところが、俺のスピードが予想に反して速かったので、結果として俺の側面に突っ込む形となった。
俺の方は、峠でのスリップダウンの経験も多いし、車がぶつかる瞬間に自転車を蹴り飛ばして逃げたから、たいした怪我はしなかったんだけど……それ以来自転車を禁止されちゃったんだよ。
それが医者の指示のおかげでようやく復活できた。ただ、オーダーメイドはスピードが出るからダメということで、市販の自転車で我慢してる。
先週、学校まで2往復したんだけど、やはり体がなまってる。以前なら、峠を越えて1日100キロくらいは平気だったんだけど、しばらく乗っていないとそれほどの体力はなくなっている。
まあ、片道15キロくらいが手頃だね。
先日、医者に「健康のために運動をして痩せなさい」と言われてしまって、今のスケジュールでできる運動っていったら自転車しかないので、週に1〜2回、今勤めている学校まで自転車で行くことにした。
学校までの距離は15キロほど。途中山越えが一カ所。所要時間は40分ほど。……手頃だね。
俺が初任給を2ヶ月分使って買ったオーダーメイドの自転車は、2年前に車に側面から突っ込まれて壊れてしまったので、それ以来手頃な自転車がなくて乗っていなかったんだ。
本当はすぐにでも買いたかったんだけど、家内に「だめ」って言われてたんだ。理由は俺がスピードを出しすぎること。
車に側面に突っ込まれた原因も、俺のスピードにある。ぶつけられた時、40キロくらいのスピードが出ていたんだけど、車の方は自転車がそんなに速いって思っていなかったらしくて、俺が交差点に入る前に右折できると思って曲がったらしいんだ。ところが、俺のスピードが予想に反して速かったので、結果として俺の側面に突っ込む形となった。
俺の方は、峠でのスリップダウンの経験も多いし、車がぶつかる瞬間に自転車を蹴り飛ばして逃げたから、たいした怪我はしなかったんだけど……それ以来自転車を禁止されちゃったんだよ。
それが医者の指示のおかげでようやく復活できた。ただ、オーダーメイドはスピードが出るからダメということで、市販の自転車で我慢してる。
先週、学校まで2往復したんだけど、やはり体がなまってる。以前なら、峠を越えて1日100キロくらいは平気だったんだけど、しばらく乗っていないとそれほどの体力はなくなっている。
まあ、片道15キロくらいが手頃だね。
コメントをみる |

あと3日
2003年8月20日俺って、やっぱり演奏家じゃないなあって思う。
高校の部活が、コンクールへ向けての練習を7月からずっと続けているんだけど、いいかげんストレスがたまってきている。ひとつの曲を細かいところまでひとつひとつチェックしながら仕上げていくっていうのが向いていないんだよな。そういった作業に、おもしろさや、やりがいといったものを感じない。
相手にもよるのかなあ。
オケの場合は、メンバーに音大卒業生が多いし、そうじゃない人たちもそれぞれかなり高い音楽性を持っていて、自分の音楽観といったものも持っている。そういった人たちといろいろ意見を交わしながら曲を作っていくのはけっこう面白いから。俺は指揮者として曲のアウトラインを示し、あとはメンバーといろいろやりとりをしながら曲を仕上げていくんだよね。
作曲の場合は、期限を決めての依頼作品以外は気ままに作っているから、気に入らなければ1ヶ月でも2ヶ月でも放っておける。あとになって修正もできる。やはり「その時」が勝負の演奏家とはずいぶん違うよなあ。
高校の部活が、コンクールへ向けての練習を7月からずっと続けているんだけど、いいかげんストレスがたまってきている。ひとつの曲を細かいところまでひとつひとつチェックしながら仕上げていくっていうのが向いていないんだよな。そういった作業に、おもしろさや、やりがいといったものを感じない。
相手にもよるのかなあ。
オケの場合は、メンバーに音大卒業生が多いし、そうじゃない人たちもそれぞれかなり高い音楽性を持っていて、自分の音楽観といったものも持っている。そういった人たちといろいろ意見を交わしながら曲を作っていくのはけっこう面白いから。俺は指揮者として曲のアウトラインを示し、あとはメンバーといろいろやりとりをしながら曲を仕上げていくんだよね。
作曲の場合は、期限を決めての依頼作品以外は気ままに作っているから、気に入らなければ1ヶ月でも2ヶ月でも放っておける。あとになって修正もできる。やはり「その時」が勝負の演奏家とはずいぶん違うよなあ。
女子高ノリ
2003年8月4日次のお茶会は恋愛相談になりそう。
女子高に行くと、この話が一番多いのかもしれない。
行ってみてわかったのだが、男とつきあっている率も共学校より女子高の方が高い。
やっぱり、周りに男がいない分、意識するのだろうか。
ついこの前まで共学で男と友達感覚で話していたはずの1年生でさえ、もう早くも女子高ノリになってきている。
女子高に行くと、この話が一番多いのかもしれない。
行ってみてわかったのだが、男とつきあっている率も共学校より女子高の方が高い。
やっぱり、周りに男がいない分、意識するのだろうか。
ついこの前まで共学で男と友達感覚で話していたはずの1年生でさえ、もう早くも女子高ノリになってきている。
締め切り近し
2003年7月27日今日は合唱コンクールの抽選会。
俺のところはまずまずの順番を引き当てた。
演奏順っていうのが、けっこう審査に影響するんだよね。
……そして、月末が近づいて、作曲や編曲の期限が迫ってきた。とりあえずオケの曲は仕上がって、次は文化箏の講師演奏用の曲。それに合唱のアレンジ。
講師演奏の曲は29日が締め切りだからこれが最優先かな。
俺のところはまずまずの順番を引き当てた。
演奏順っていうのが、けっこう審査に影響するんだよね。
……そして、月末が近づいて、作曲や編曲の期限が迫ってきた。とりあえずオケの曲は仕上がって、次は文化箏の講師演奏用の曲。それに合唱のアレンジ。
講師演奏の曲は29日が締め切りだからこれが最優先かな。
水着盗難事件
2003年7月9日女子高で水着が盗まれた。
あちこちのクラスから、20着以上盗まれたのだが、新品で袋に入っていたのはまとめてあるクラスのロッカーに入っているのが見つかり、それ以外の水着が出てこない。
当然、使用済み水着を狙った盗み、ということが考えられるのだが、問題は誰が盗んだのか。
……男が入り込んだということは、まず考えられない。
夜間は警備システムが作動していて、侵入者があればすぐにわかる。俺は以前にうっかり警報装置を解除せずに鍵を開けて入ってしまったことがあるんだが、その時には5分で警備会社の警備員がやってきた。
昼間は、土日でも部活の生徒が校舎内を使っていて、男が入り込めば見つからないわけがない。
こんな状況で、誰がどうやって盗んだんだろうか。
………謎だ。
あちこちのクラスから、20着以上盗まれたのだが、新品で袋に入っていたのはまとめてあるクラスのロッカーに入っているのが見つかり、それ以外の水着が出てこない。
当然、使用済み水着を狙った盗み、ということが考えられるのだが、問題は誰が盗んだのか。
……男が入り込んだということは、まず考えられない。
夜間は警備システムが作動していて、侵入者があればすぐにわかる。俺は以前にうっかり警報装置を解除せずに鍵を開けて入ってしまったことがあるんだが、その時には5分で警備会社の警備員がやってきた。
昼間は、土日でも部活の生徒が校舎内を使っていて、男が入り込めば見つからないわけがない。
こんな状況で、誰がどうやって盗んだんだろうか。
………謎だ。
コメントをみる |

久しぶりに
2003年7月5日ほんとうに久しぶりの復活。
勤め先の学校が女子高校に替わって、環境が激変。
前の学校やその前の学校の卒業生たちからは、女子高に転勤になったことについて「ハマリ過ぎ」なんて言われている。
まだ、今度の学校ではお茶会も始まっていないけど、そのうち始まるんだろうなあ。
教育実習生が来ている間は、俺の部屋が実習生のサロンみたいになっていたし………。
勤め先の学校が女子高校に替わって、環境が激変。
前の学校やその前の学校の卒業生たちからは、女子高に転勤になったことについて「ハマリ過ぎ」なんて言われている。
まだ、今度の学校ではお茶会も始まっていないけど、そのうち始まるんだろうなあ。
教育実習生が来ている間は、俺の部屋が実習生のサロンみたいになっていたし………。
ひと休み
2002年1月16日ちょっと忙しくなってしまって、ニッキと言えるほどここを更新するのが難しくなってしまったので、しばらく休ませてもらいます。
お茶会での話題はhttp://kei-music.hoops.ne.jp/にアップしたので、そちらを見てください。
音楽活動のほうは、http://www.ne.jp/asahi/kei/music/へどうぞ。
お茶会での話題はhttp://kei-music.hoops.ne.jp/にアップしたので、そちらを見てください。
音楽活動のほうは、http://www.ne.jp/asahi/kei/music/へどうぞ。
作曲がいっぱい
2002年1月13日今日、合唱の練習に行った先で、8月に新潟でやる大会の話になった。そこで演奏する曲がまだ決まっていないっていう話になって、なんとなく「じゃあ、作っちゃおうか」といったら、それであっさり決まっちゃった。団員が詩を書いてきた中から俺が適当なものを選んで曲にして、それを歌うっていうことになった。
これで、今作曲予定のものは、吹奏楽曲がひとつ、ムード歌謡がひとつ、管楽アンサンブルがひとつ、それに合唱曲曲が二つ。
さて、春までに全部できるのかな。
これで、今作曲予定のものは、吹奏楽曲がひとつ、ムード歌謡がひとつ、管楽アンサンブルがひとつ、それに合唱曲曲が二つ。
さて、春までに全部できるのかな。
2002年
2002年1月12日明けましておめでとうございます。
さて、今年はどれくらいニッキが書けるでしょうか。
今年はあまり長々と書かずに、日常の報告を中心にしようと思っています。
事件なんて、そんなにいつもあるものじゃないし、今現在相談を受けていることは、そのままここに書くわけにもいかないし。 ね。
さて、今年はどれくらいニッキが書けるでしょうか。
今年はあまり長々と書かずに、日常の報告を中心にしようと思っています。
事件なんて、そんなにいつもあるものじゃないし、今現在相談を受けていることは、そのままここに書くわけにもいかないし。 ね。
久しぶりに
2001年12月17日ニッキを書くのは久しぶり。
12月っていうのも案外忙しい。
作曲の方は、五重奏のアレンジが終わって、ムード歌謡にとりかかっている。
指揮の方はコーラスフェスティバルが終わって、あとは頼まれたミサ曲の指揮で終わり。いよいよ今年も押し詰まってきましたねえ。
今年もいろんな子からいろんな相談があったけど、一番深刻なのは不倫と離婚かなあ。
どっちの話も現在進行中。
離婚の方は、どうにもならないところに来ている。
子供のことを考えると、賛成はできないんだけど、夫婦としては終わってしまっている感じがするなあ。
不倫は、彼の方が転勤になって距離が離れて、少し冷めたかもしれない。
ただ、遠距離っていうのは油断をするとよけいに燃え上がるから要注意。
………この辺の話を詳しく書けるのは、もうすこし話が風化してからだなあ。
2年後か3年後か。そのくらいは時間が必要だね。
12月っていうのも案外忙しい。
作曲の方は、五重奏のアレンジが終わって、ムード歌謡にとりかかっている。
指揮の方はコーラスフェスティバルが終わって、あとは頼まれたミサ曲の指揮で終わり。いよいよ今年も押し詰まってきましたねえ。
今年もいろんな子からいろんな相談があったけど、一番深刻なのは不倫と離婚かなあ。
どっちの話も現在進行中。
離婚の方は、どうにもならないところに来ている。
子供のことを考えると、賛成はできないんだけど、夫婦としては終わってしまっている感じがするなあ。
不倫は、彼の方が転勤になって距離が離れて、少し冷めたかもしれない。
ただ、遠距離っていうのは油断をするとよけいに燃え上がるから要注意。
………この辺の話を詳しく書けるのは、もうすこし話が風化してからだなあ。
2年後か3年後か。そのくらいは時間が必要だね。
今日のお茶会から
2001年12月3日高校生の女の子が電車の中で「援交しない?」って声をかけられたらしい。
はじめは冗談か、あるいはからかわれたんじゃないかと思ったけど、結構本気だったらしい。
なに考えてるんだろうね。
ふつうの女子高生が、電車の中で声をかけた知らない男について行くか?
援交もそうだけど、雑誌なんかでおもしろ半分に取り上げられている女子高生の実体なんて、ごく一部の例外だって!
だいたい、雑誌で取り上げるっていうのは、珍しいからじゃないのか?
その辺に普通にゴロゴロしていたら、話題にもならないよ。
たとえば、今頃ルーズソックスの話題を取り上げたって、笑われるだけだろ?
どうしてわかんないのかねえ。そのあたりが。
俺のもと同級生なんかで、女子高生には全く縁のなくなってしまったオジサンたちに会うと「最近の女子高生は進んでるんだってねえ」なんて話題になる。
それは進んでますよ。昔と比べればね。
「A」だの「B」だのって騒いでいた時代、「C」まで行っちゃったら、それは大事件だったからねえ。
たしかに昔と比べればその辺の展開の早い子たちは増えてるよ。
つきあい始めれば、その後の展開は早いかもしれない。実際、俺が「子供作るんじゃないぞ」って言う機会も増えたしね。
ただね、意識は進んでも、実際に進んだ行動に出ている子たちはそんなに多くはないんだよ。学校によって差はあるけどね。
今日のお茶会でも「期末試験が終わったら告白する!」って言っている子がいた。
この最初のステップが大問題っていうのは昔から変わっていないんだよ。
相手にどうやって自分の想いを伝えるか。相手が応えてくれるだろうか。だめだったらどうしよう。………ってね。
可愛いだろ?
はじめは冗談か、あるいはからかわれたんじゃないかと思ったけど、結構本気だったらしい。
なに考えてるんだろうね。
ふつうの女子高生が、電車の中で声をかけた知らない男について行くか?
援交もそうだけど、雑誌なんかでおもしろ半分に取り上げられている女子高生の実体なんて、ごく一部の例外だって!
だいたい、雑誌で取り上げるっていうのは、珍しいからじゃないのか?
その辺に普通にゴロゴロしていたら、話題にもならないよ。
たとえば、今頃ルーズソックスの話題を取り上げたって、笑われるだけだろ?
どうしてわかんないのかねえ。そのあたりが。
俺のもと同級生なんかで、女子高生には全く縁のなくなってしまったオジサンたちに会うと「最近の女子高生は進んでるんだってねえ」なんて話題になる。
それは進んでますよ。昔と比べればね。
「A」だの「B」だのって騒いでいた時代、「C」まで行っちゃったら、それは大事件だったからねえ。
たしかに昔と比べればその辺の展開の早い子たちは増えてるよ。
つきあい始めれば、その後の展開は早いかもしれない。実際、俺が「子供作るんじゃないぞ」って言う機会も増えたしね。
ただね、意識は進んでも、実際に進んだ行動に出ている子たちはそんなに多くはないんだよ。学校によって差はあるけどね。
今日のお茶会でも「期末試験が終わったら告白する!」って言っている子がいた。
この最初のステップが大問題っていうのは昔から変わっていないんだよ。
相手にどうやって自分の想いを伝えるか。相手が応えてくれるだろうか。だめだったらどうしよう。………ってね。
可愛いだろ?
ムード歌謡
2001年12月2日ムード歌謡を作ってほしいっていう依頼がきた。
また新しいジャンルだ。
ロックに演歌にムード歌謡か。筝曲とクラシックはもちろん作っているから、まだまだ広がるかな。
今は、ユーフォ五重奏が最優先なんだけどね。
また新しいジャンルだ。
ロックに演歌にムード歌謡か。筝曲とクラシックはもちろん作っているから、まだまだ広がるかな。
今は、ユーフォ五重奏が最優先なんだけどね。
ウィルスメール
2001年11月30日昨日、合唱関係でときどきメールをくれる人から届いたメールが、うちのウィルスチェッカーにひっかかって自動削除されていた。
その後も同じ人から2回ほどメールが来て、2回とも自動削除。
ログを調べてみたら、インターネットエクスプローラーのセキュリティホールをつくワームだったらしい。メールをプレビューしただけで活動を始めるタイプで、添付ファイルを開かなくても侵入するようだ。
しかも、ウィルス除去ソフトでも自動駆除できず、手動でレジストリをいじる必要があるとか。
俺も、念のためにレジストリエディタでレジストリを調べてみたけど、どうやら無事だったらしい。
しかし、こんな操作をしなければ駆除できないんじゃ、初心者には無理だぞ。
気をつけようね。みなさん。
その後も同じ人から2回ほどメールが来て、2回とも自動削除。
ログを調べてみたら、インターネットエクスプローラーのセキュリティホールをつくワームだったらしい。メールをプレビューしただけで活動を始めるタイプで、添付ファイルを開かなくても侵入するようだ。
しかも、ウィルス除去ソフトでも自動駆除できず、手動でレジストリをいじる必要があるとか。
俺も、念のためにレジストリエディタでレジストリを調べてみたけど、どうやら無事だったらしい。
しかし、こんな操作をしなければ駆除できないんじゃ、初心者には無理だぞ。
気をつけようね。みなさん。
いま
2001年11月22日ニッキが1週間に2〜3回になってきた。
まあ、これくらいが俺のペースとしていいのかもしれない。
今、3つの相談に並行して対応中。
そのうちの二つは以前に受けた相談と話を混ぜて、1年くらい後には書けるかなあ。
もう一つは絶対に口外できないタイプ。これについては話しません。ゼッタイに!!
……というわけで、俺がここに書いている話は現在進行形のものはほとんどない。そうじゃなかったら、安心して相談できないでしょ。
まあ、これくらいが俺のペースとしていいのかもしれない。
今、3つの相談に並行して対応中。
そのうちの二つは以前に受けた相談と話を混ぜて、1年くらい後には書けるかなあ。
もう一つは絶対に口外できないタイプ。これについては話しません。ゼッタイに!!
……というわけで、俺がここに書いている話は現在進行形のものはほとんどない。そうじゃなかったら、安心して相談できないでしょ。
別れが多い
2001年11月16日このごろ、俺の周りで別れが多い。
独身者も既婚者も。
理由はいろいろ。
誰かに頼ろう、縋りたいという気持ちは女のほうが強いのだろうか。
男だって相当な甘ッたれなのだが、それは隣に女がいる場合の話で、
一人の時に寂しいって泣きを入れる男はあまりいない。
女のほうは、どうもここのところが弱い。
「こっこ」の話を載せたのも、そういった理由があったんだけど。
別れた直後の女は誘惑に弱いって、悪い男が狙ってるぞ。
気をつけろよ。みんな。
独身者も既婚者も。
理由はいろいろ。
誰かに頼ろう、縋りたいという気持ちは女のほうが強いのだろうか。
男だって相当な甘ッたれなのだが、それは隣に女がいる場合の話で、
一人の時に寂しいって泣きを入れる男はあまりいない。
女のほうは、どうもここのところが弱い。
「こっこ」の話を載せたのも、そういった理由があったんだけど。
別れた直後の女は誘惑に弱いって、悪い男が狙ってるぞ。
気をつけろよ。みんな。
こっこという女の子 3
2001年11月14日11月12日からの続きです。
日を追って順に読んでみてください。
==================================================
泣かれても、俺にはどうすることもできない。部屋で話を聞いてたが、こういう話の時に正面から向き合っていたのではどうにもならない。だからといって、横に座ったら泣き付いてきて、やはりまともな話にならないだろう。仕方がないので、ドライブに連れだした。
車の中でも彼女はずいぶん泣いた。俺は泣きたいだけ泣かせておいた。
彼女が泣きやんだとき、車は天文台の下にいた。もう、辺りは暗くなっていて、目の下には遠くの街の明かりが見えていた。
「6ヶ月間謹慎しろ」と俺は言った。2月の末のことだった。
あと2ヶ月で彼女は就職する。そのあと4ヶ月。その間、会社のつきあいは別として、飲みに行ったり、男と話をしたり会ったりもしないで、職場と家の往復をしていろということだ。こっこは「できない」と言う。女の友達とだけ会うのではだめなのかと聞くと「わからない」という。 こっこは大学に入るまでは両親と一緒に暮らしていて、大学に入って一人で暮らすようになってまもなく、彼とつきあい始めた。だから、本当の意味で一人になったのは今度が初めてだ。それを思えば寂しいという気持ちはわかる。
しかし、ここで振りきらなければ、この後も何度も同じようなことを繰り返してしまうだろう。そういう意味で「6ヶ月の謹慎」というのは妥当な線だと思うのだが、こっこの側にまだそれを受け入れる準備が整っていない。かわいそうだがもう少し苦しんで、自分の中に「どうしても越えたい」という思いが強くなるのを待つしかないだろう。 できることならその間に、彼女がどうしてこうなってしまったのか、彼女自身が自分というものをしっかり見つめて考える時間を作ってみたい。別れて寂しいからとか、男に抱かれる暖かさを知ってしまったからとか、そんな表面的なことではなく、もっと彼女自身の内面の奥深くにあって、彼女自身のこうした行動の一番のもとになっているものを見つめて欲しい。ただ、これはとても難しいことで、精神分析の専門家でもない俺がうっかりやるわけにはいかない。―つ間違えばとんでもないことになりかねない。だから、何かきっかけがあればそちらの方向に促してみるが、それまでは間違いのないように見守っているしかないだろう。この後、彼女とは電話連絡だけで会ってはいない。電話の様子ではいくらか落ち着いてきてはいるようだ。少なくとも男のところに泊まることはなくなっている。この先どうなっていくのか、まだまだ安心はできないが、希望は出てきたといえるだろう。俺としては、これを機会に自分というものをしっかりと見つめ直して欲しいのだが、誰でも自分自身の精神世界に入り込むというのはとても苦しい作業だし、無意識のうちに見ないようにしているものと向き合うということはなかなかできない。今回のことも、こっこの気持ちが落ち着いてくるにしたがって記憶の表面からしだいに思い出という世界に埋没されて、根本原因に触れないまま終わりになってしまうのかも知れない。
それはそれで仕方がないことなのだろう。素人の俺が迂闊に彼女の精神世界に入り込むわけにはいかないし、また、それが彼女自身のためだと言いきれるわけでもない。結局最後は「彼女自身がどうするか」というところに行き者いてしまう。
これを書いている時点で、この問題は終わっていない。俺も結論を出せず、彼女も決断できていない。
男に抱かれることが、女の心と身体に大きな影響を与えるのだということは、以前から機会があるたびに言い続けているが、これなどはそれがはっきりと出た例だろう。ちょっとしたきっかけと、ほんのわずかな時間で女というものが大きく変わってしまう。男だって一人の女に夢中になったりするけれど、そういったこととは根本的に違う何かが女にはあるような気がする。もちろんそうでない女だって多いのだろうが、少なくとも自分はそうなってしまうかも知れないと思うのならば、気を付けて欲しいものだ。
日を追って順に読んでみてください。
==================================================
泣かれても、俺にはどうすることもできない。部屋で話を聞いてたが、こういう話の時に正面から向き合っていたのではどうにもならない。だからといって、横に座ったら泣き付いてきて、やはりまともな話にならないだろう。仕方がないので、ドライブに連れだした。
車の中でも彼女はずいぶん泣いた。俺は泣きたいだけ泣かせておいた。
彼女が泣きやんだとき、車は天文台の下にいた。もう、辺りは暗くなっていて、目の下には遠くの街の明かりが見えていた。
「6ヶ月間謹慎しろ」と俺は言った。2月の末のことだった。
あと2ヶ月で彼女は就職する。そのあと4ヶ月。その間、会社のつきあいは別として、飲みに行ったり、男と話をしたり会ったりもしないで、職場と家の往復をしていろということだ。こっこは「できない」と言う。女の友達とだけ会うのではだめなのかと聞くと「わからない」という。 こっこは大学に入るまでは両親と一緒に暮らしていて、大学に入って一人で暮らすようになってまもなく、彼とつきあい始めた。だから、本当の意味で一人になったのは今度が初めてだ。それを思えば寂しいという気持ちはわかる。
しかし、ここで振りきらなければ、この後も何度も同じようなことを繰り返してしまうだろう。そういう意味で「6ヶ月の謹慎」というのは妥当な線だと思うのだが、こっこの側にまだそれを受け入れる準備が整っていない。かわいそうだがもう少し苦しんで、自分の中に「どうしても越えたい」という思いが強くなるのを待つしかないだろう。 できることならその間に、彼女がどうしてこうなってしまったのか、彼女自身が自分というものをしっかり見つめて考える時間を作ってみたい。別れて寂しいからとか、男に抱かれる暖かさを知ってしまったからとか、そんな表面的なことではなく、もっと彼女自身の内面の奥深くにあって、彼女自身のこうした行動の一番のもとになっているものを見つめて欲しい。ただ、これはとても難しいことで、精神分析の専門家でもない俺がうっかりやるわけにはいかない。―つ間違えばとんでもないことになりかねない。だから、何かきっかけがあればそちらの方向に促してみるが、それまでは間違いのないように見守っているしかないだろう。この後、彼女とは電話連絡だけで会ってはいない。電話の様子ではいくらか落ち着いてきてはいるようだ。少なくとも男のところに泊まることはなくなっている。この先どうなっていくのか、まだまだ安心はできないが、希望は出てきたといえるだろう。俺としては、これを機会に自分というものをしっかりと見つめ直して欲しいのだが、誰でも自分自身の精神世界に入り込むというのはとても苦しい作業だし、無意識のうちに見ないようにしているものと向き合うということはなかなかできない。今回のことも、こっこの気持ちが落ち着いてくるにしたがって記憶の表面からしだいに思い出という世界に埋没されて、根本原因に触れないまま終わりになってしまうのかも知れない。
それはそれで仕方がないことなのだろう。素人の俺が迂闊に彼女の精神世界に入り込むわけにはいかないし、また、それが彼女自身のためだと言いきれるわけでもない。結局最後は「彼女自身がどうするか」というところに行き者いてしまう。
これを書いている時点で、この問題は終わっていない。俺も結論を出せず、彼女も決断できていない。
男に抱かれることが、女の心と身体に大きな影響を与えるのだということは、以前から機会があるたびに言い続けているが、これなどはそれがはっきりと出た例だろう。ちょっとしたきっかけと、ほんのわずかな時間で女というものが大きく変わってしまう。男だって一人の女に夢中になったりするけれど、そういったこととは根本的に違う何かが女にはあるような気がする。もちろんそうでない女だって多いのだろうが、少なくとも自分はそうなってしまうかも知れないと思うのならば、気を付けて欲しいものだ。
こっこという女の子 2
2001年11月13日昨日からの続きです。
昨日の日記を先に読んでください。
===================================================
こっこの初体験の相手はやはり彼だった。彼とのつきあいが復活した後、彼女がどういう気持ちでそれを許したのか、また、それがいつだったのか、俺は何も聞いていない。ただ、その経験を境に彼女の中で何かが変化したように思う。
彼との二度めのつきあいは長続きはしなかった。二人の気持ちが離れはじめていたときに助教授が現われ、助教授の存在がなくなるとともにその反動で二人の仲が戻ったかのように見えたのだが、結局は二人の距離がいつの頃からか目に見えないほどゆっくりと離れはじめていたのだろう。二人が別れるのは、いずれにしろ時間の問題だった。ただ、その間に彼女は女として男に抱かれることを覚えてしまった。別れは彼女が言いだしたことだったが、男に抱かれる暖かさがわかり始めたその時に、彼女は―人になってしまった。彼と別れた後、彼女は俺に電話をしてきては、「寂しい」と言い続けた。電話の時間も1時間以上になるのはざらで、ときには夜の11時ごろから1時過ぎまで延々と話し続けることもあった。友達と飲みに行く回数も増えた。飲んでは「帰りたくない」と言って友達に甘え、なだめられて家に帰って―人になると、そんな自分に自己嫌悪する。そんなことが続いているうちに、サークルのコンパの帰りに「ちょっと可愛いな」と思っていた後輩の男の子の部屋に上がり込み、例によって「帰りたくない」と駄々をこねた挙げ句にその男に抱かれてしまった。その男が好きだというわけでもない。相手もそうではない。それはわかっていても、部屋で―人でいるよりはいいと思って抱かれてしまう。それがよくないということは彼女自身わかっているし、だからこそ俺のところに電話をしてきては、「先生、どうしよう」という。彼女は、俺に「そんなことはするな」と言って欲しいのだ。だから、俺は電話のたびに「やめろ」と言い続けた。結局は彼女自身が決断するしかないということはわかっていたが、その時点で彼女に決断を迫るのは無理だったし、俺の方もそれ以上何もできなかった。彼女の卒業が迫ってきて、就職も決まったころ、ひとつの事件が起こった。
気の合ったサークルの仲間との飲み会で、彼女は例によって女の友達に甘えながら飲んでいた。そして、気がっくとその友達の家に帰る終電の時間が過ぎていた。しかたがないから、近くのホテルに泊まろうということになって、その場に居合わせた男女二人ずってツインルームを二部屋とった。男女別に別れて泊まる形になったのだが、「まだ飲み足りない」ということで男の部屋に4人が集まって飲みはじめた。やがてもう―人の女の子は「眠くなった」と言って自分の部屋に戻り、こっこだけが男二人と飲んでいた。相手の男達は4年間ずっとサークルで―緒だったし、気心も知れていて、あらためて男として意識したことなどはなかったという。 飲んでいるうちに、キスについての話が始まり、そのうち「キスしてみようぜ」ということになった。こっこは「嫌だ」と言ったのだが一人の男に強引にキスをされてしまった。もう一人の男は、こっこが「嫌だ」というのを聞いて躊躇していたのだが、やがてもうひとりの男に引きずられるような形でキスをしてしまった。こっこの方も、初めは本当に嫌だったのだが、「あとの方は、そんなに嫌でもなかった」と言っている。そのときは結局それ以上のことはなく、そのまま男女に別れて寝てしまった。翌日になって、彼女は彼らがどうしてあんなことをしたのか聞きたくなった。ただ「酒の上だ」だけでは済まない何かを彼女自身も感じていたのかも知れない。だが、彼らが二人でいるときにはどうしてもその話を切り出せなかった。幸い、帰りはみんな方向がばらばらで、途中までは後からキスをした男と一緒だった。
帰り道、彼女がそのことを聞いても、彼は初めはなかなか話そうとしなかった。
しかし、彼女が何度も聞くと「怒るなよ」と言って話し始めた。
彼らも彼女が部屋に戻った後、「まずかったかな」という話をしていたらしい。
その話の中で、「今日のあいつは男に抱かれたがっているみたいに見えなかったか?」という話になった。彼ら二人には、彼女が単に隙だらけだったというだけでなく、もっとはっきりと「男に抱かれたい」というサインを出しているように見えたらしい。多分それはその通りだったのだろう。こっこ自身は自覚していなくても、寂しい、暖まりたいと思っている彼女の気持ちがそういう形で表に出ていたのだろう。彼らにしてみれば、そんな形で誘っておいてキスまでしか許さないということの方が不思議だったかも知れない。このことで、彼女はとても大きなショックを受けた。別れてからこれまでの自分の姿が他人にどう写っていたのか、それがこんなにはっきりとした形で突き付けられたのだから無理もないだろう。その日の夜に俺のところに電話をしてきて、電話の向こうでさんざん泣いて、翌日には俺のところにやってきた。
=================================================
以下はまた明日。
昨日の日記を先に読んでください。
===================================================
こっこの初体験の相手はやはり彼だった。彼とのつきあいが復活した後、彼女がどういう気持ちでそれを許したのか、また、それがいつだったのか、俺は何も聞いていない。ただ、その経験を境に彼女の中で何かが変化したように思う。
彼との二度めのつきあいは長続きはしなかった。二人の気持ちが離れはじめていたときに助教授が現われ、助教授の存在がなくなるとともにその反動で二人の仲が戻ったかのように見えたのだが、結局は二人の距離がいつの頃からか目に見えないほどゆっくりと離れはじめていたのだろう。二人が別れるのは、いずれにしろ時間の問題だった。ただ、その間に彼女は女として男に抱かれることを覚えてしまった。別れは彼女が言いだしたことだったが、男に抱かれる暖かさがわかり始めたその時に、彼女は―人になってしまった。彼と別れた後、彼女は俺に電話をしてきては、「寂しい」と言い続けた。電話の時間も1時間以上になるのはざらで、ときには夜の11時ごろから1時過ぎまで延々と話し続けることもあった。友達と飲みに行く回数も増えた。飲んでは「帰りたくない」と言って友達に甘え、なだめられて家に帰って―人になると、そんな自分に自己嫌悪する。そんなことが続いているうちに、サークルのコンパの帰りに「ちょっと可愛いな」と思っていた後輩の男の子の部屋に上がり込み、例によって「帰りたくない」と駄々をこねた挙げ句にその男に抱かれてしまった。その男が好きだというわけでもない。相手もそうではない。それはわかっていても、部屋で―人でいるよりはいいと思って抱かれてしまう。それがよくないということは彼女自身わかっているし、だからこそ俺のところに電話をしてきては、「先生、どうしよう」という。彼女は、俺に「そんなことはするな」と言って欲しいのだ。だから、俺は電話のたびに「やめろ」と言い続けた。結局は彼女自身が決断するしかないということはわかっていたが、その時点で彼女に決断を迫るのは無理だったし、俺の方もそれ以上何もできなかった。彼女の卒業が迫ってきて、就職も決まったころ、ひとつの事件が起こった。
気の合ったサークルの仲間との飲み会で、彼女は例によって女の友達に甘えながら飲んでいた。そして、気がっくとその友達の家に帰る終電の時間が過ぎていた。しかたがないから、近くのホテルに泊まろうということになって、その場に居合わせた男女二人ずってツインルームを二部屋とった。男女別に別れて泊まる形になったのだが、「まだ飲み足りない」ということで男の部屋に4人が集まって飲みはじめた。やがてもう―人の女の子は「眠くなった」と言って自分の部屋に戻り、こっこだけが男二人と飲んでいた。相手の男達は4年間ずっとサークルで―緒だったし、気心も知れていて、あらためて男として意識したことなどはなかったという。 飲んでいるうちに、キスについての話が始まり、そのうち「キスしてみようぜ」ということになった。こっこは「嫌だ」と言ったのだが一人の男に強引にキスをされてしまった。もう一人の男は、こっこが「嫌だ」というのを聞いて躊躇していたのだが、やがてもうひとりの男に引きずられるような形でキスをしてしまった。こっこの方も、初めは本当に嫌だったのだが、「あとの方は、そんなに嫌でもなかった」と言っている。そのときは結局それ以上のことはなく、そのまま男女に別れて寝てしまった。翌日になって、彼女は彼らがどうしてあんなことをしたのか聞きたくなった。ただ「酒の上だ」だけでは済まない何かを彼女自身も感じていたのかも知れない。だが、彼らが二人でいるときにはどうしてもその話を切り出せなかった。幸い、帰りはみんな方向がばらばらで、途中までは後からキスをした男と一緒だった。
帰り道、彼女がそのことを聞いても、彼は初めはなかなか話そうとしなかった。
しかし、彼女が何度も聞くと「怒るなよ」と言って話し始めた。
彼らも彼女が部屋に戻った後、「まずかったかな」という話をしていたらしい。
その話の中で、「今日のあいつは男に抱かれたがっているみたいに見えなかったか?」という話になった。彼ら二人には、彼女が単に隙だらけだったというだけでなく、もっとはっきりと「男に抱かれたい」というサインを出しているように見えたらしい。多分それはその通りだったのだろう。こっこ自身は自覚していなくても、寂しい、暖まりたいと思っている彼女の気持ちがそういう形で表に出ていたのだろう。彼らにしてみれば、そんな形で誘っておいてキスまでしか許さないということの方が不思議だったかも知れない。このことで、彼女はとても大きなショックを受けた。別れてからこれまでの自分の姿が他人にどう写っていたのか、それがこんなにはっきりとした形で突き付けられたのだから無理もないだろう。その日の夜に俺のところに電話をしてきて、電話の向こうでさんざん泣いて、翌日には俺のところにやってきた。
=================================================
以下はまた明日。
【"こっこ"という女の子】その1
2001年11月12日ちょっと古い話だが、「こっこ」という女の子の話を3回に分けて載せる。
==================================================
こっこがつきあいを始めたのは大学1年のとき。夏休みに会ったときには、ほんとうに幸せそうにしていた。
相手は同じ大学の同級生。向こうは浪人したので、歳は―つ上だと言っていた。「今まで自分は何をしていたんだろうって思います。高校生の時だって、男の子とつきあったことはあるけど、そんなのとはぜんぜん違う。」
「一緒にいると、本当に安心なの。喧嘩もするけどね。」
本当に良く喧嘩をする二人だった。同学年で、学科まで同じということもあるけれど、何かと言えば口論し、大喧嘩をし、そしてすぐに仲直りした。
彼女はアパートに一人で住んでいた。彼もまた、大学の近くにアパートを借りていた。彼女は独身主義で、彼に限らず誰とも結婚するつもりはないと言っていた。「だったら、彼を絶対に自分の部屋に入れるな」と俺は言っていた。
大学生同士が本気でお互いを好きになって、ある程度つきあいが続けば当然身体の関係はできてくる。その時に彼女が彼の部屋に行くようになるか、彼が彼女の部屋に来るようになるか、それによって彼女のその後がずいぶん違ってくる。彼女の気持ちも違うだろうし、周囲の見る目も違う。将来彼女が就職するときには、その周囲の評判というのが大きく影響するかも知れない。それより何より、俺は彼女の独身主義というものがまだまだ危なっかしいものだと思っていた。だから彼女が彼を部屋に入れてしまったと知ったとき(いずれはそうなるだろうと思っていたが)彼女に手紙を書いたりした。「こっこへの手紙」がそれだ。この時点で、彼女達の関係がどこまで進んだがなどということは彼女は何も言わなかったし、俺も聞く気がなかった。子供ができたというのなら別だが、そうでないのならば彼女達がどこまで行っていようがそれは自然の成り行きだろうし、俺にはどちらでもいいことだった。
このとき彼女は最後の線で彼を拒んでいた。俺がそれを知ったのはずっと後になってからだったが、彼女は3年もの間、彼を拒み続けた。彼もよく我慢したものだと思う。何もなかったのならともかく、彼と彼女はお互いの部屋に頻繁に行き来し、当然キスもし、ぺッテイングだってかなりハードなところまで行っていた。彼女もそれを受け入れていた。ただ、彼が自分の中に入ってくる、そのことだけはどうしても嫌だったという。二十歳そこそこの男にとって、この蛇の生殺しのような状態がどれほど辛いものだったか、同じ男として俺にはよくわかる。本当に、よく我慢したものだ。
大学4年になって、二人の間に別れ話が持ち上がった。原因は、彼女が他の男を好きになったこと。二人のつきあいがマンネリになっていたのだろうか。喧嘩をしてから仲直りをするまでの過程が、すんなりとは行かなくなっていたようだ。そうした中で、彼女は卒業論文の指導をしてもらっていた研究所の助教授を好きになっていく。相手の助教授は直接の指導教官ではなかったが、卒業論文に関する研究の過程で彼女が研究所の施設を使うのに便宜を図ってくれたり、論文の中身についてもアドバイスしてくれていたらしい。
助教授がどこまで本気だったのだか。彼女を食事に誘ったり、何度かは飲みに連れていったりもしたらしいが、そこまでだったらしい。彼女の方は、その時点、でかなり熱くなっていて、彼のことは全く目に入らなくなっていた。俺にも「彼と別れたい」という相談があった。しかし、俺の方から見れば、妻子持ちの助教授が本気で相手をするとは思えなかった。酒を飲みに行ったといっても、それ以上のことは何もなかったわけだし、俺が女の子を誘って飲みに行くのと同じようなものだったのではないだろうか。彼女の方は、あの先生になら「抱かれてもいい」というようになっていたが、俺は「やめたほうがいいね」と言い続けた。
彼はこの間の事情をすべて知っていた。彼女が別れてもいいという気持ちで彼にみんな話したようだ。そして、彼は「それでもいいから、つきあいを続けたい」と言った。そんな状態が統く中で、彼とはしだいに会わなくなり、自然消滅のような形になってきた。一方で助教授の方からはその後なんの誘いもなく、やがて助教授はアメリカへ行ってしまった。助教授のアメリカ行きは前からわかっていたらしく、その期間も3ケ月ほどだということだったが、その間にこっこの熱もしだいに冷めてきて、いつのまにか、また前の彼とのつきあいが復活していた。
==================================================
こっこがつきあいを始めたのは大学1年のとき。夏休みに会ったときには、ほんとうに幸せそうにしていた。
相手は同じ大学の同級生。向こうは浪人したので、歳は―つ上だと言っていた。「今まで自分は何をしていたんだろうって思います。高校生の時だって、男の子とつきあったことはあるけど、そんなのとはぜんぜん違う。」
「一緒にいると、本当に安心なの。喧嘩もするけどね。」
本当に良く喧嘩をする二人だった。同学年で、学科まで同じということもあるけれど、何かと言えば口論し、大喧嘩をし、そしてすぐに仲直りした。
彼女はアパートに一人で住んでいた。彼もまた、大学の近くにアパートを借りていた。彼女は独身主義で、彼に限らず誰とも結婚するつもりはないと言っていた。「だったら、彼を絶対に自分の部屋に入れるな」と俺は言っていた。
大学生同士が本気でお互いを好きになって、ある程度つきあいが続けば当然身体の関係はできてくる。その時に彼女が彼の部屋に行くようになるか、彼が彼女の部屋に来るようになるか、それによって彼女のその後がずいぶん違ってくる。彼女の気持ちも違うだろうし、周囲の見る目も違う。将来彼女が就職するときには、その周囲の評判というのが大きく影響するかも知れない。それより何より、俺は彼女の独身主義というものがまだまだ危なっかしいものだと思っていた。だから彼女が彼を部屋に入れてしまったと知ったとき(いずれはそうなるだろうと思っていたが)彼女に手紙を書いたりした。「こっこへの手紙」がそれだ。この時点で、彼女達の関係がどこまで進んだがなどということは彼女は何も言わなかったし、俺も聞く気がなかった。子供ができたというのなら別だが、そうでないのならば彼女達がどこまで行っていようがそれは自然の成り行きだろうし、俺にはどちらでもいいことだった。
このとき彼女は最後の線で彼を拒んでいた。俺がそれを知ったのはずっと後になってからだったが、彼女は3年もの間、彼を拒み続けた。彼もよく我慢したものだと思う。何もなかったのならともかく、彼と彼女はお互いの部屋に頻繁に行き来し、当然キスもし、ぺッテイングだってかなりハードなところまで行っていた。彼女もそれを受け入れていた。ただ、彼が自分の中に入ってくる、そのことだけはどうしても嫌だったという。二十歳そこそこの男にとって、この蛇の生殺しのような状態がどれほど辛いものだったか、同じ男として俺にはよくわかる。本当に、よく我慢したものだ。
大学4年になって、二人の間に別れ話が持ち上がった。原因は、彼女が他の男を好きになったこと。二人のつきあいがマンネリになっていたのだろうか。喧嘩をしてから仲直りをするまでの過程が、すんなりとは行かなくなっていたようだ。そうした中で、彼女は卒業論文の指導をしてもらっていた研究所の助教授を好きになっていく。相手の助教授は直接の指導教官ではなかったが、卒業論文に関する研究の過程で彼女が研究所の施設を使うのに便宜を図ってくれたり、論文の中身についてもアドバイスしてくれていたらしい。
助教授がどこまで本気だったのだか。彼女を食事に誘ったり、何度かは飲みに連れていったりもしたらしいが、そこまでだったらしい。彼女の方は、その時点、でかなり熱くなっていて、彼のことは全く目に入らなくなっていた。俺にも「彼と別れたい」という相談があった。しかし、俺の方から見れば、妻子持ちの助教授が本気で相手をするとは思えなかった。酒を飲みに行ったといっても、それ以上のことは何もなかったわけだし、俺が女の子を誘って飲みに行くのと同じようなものだったのではないだろうか。彼女の方は、あの先生になら「抱かれてもいい」というようになっていたが、俺は「やめたほうがいいね」と言い続けた。
彼はこの間の事情をすべて知っていた。彼女が別れてもいいという気持ちで彼にみんな話したようだ。そして、彼は「それでもいいから、つきあいを続けたい」と言った。そんな状態が統く中で、彼とはしだいに会わなくなり、自然消滅のような形になってきた。一方で助教授の方からはその後なんの誘いもなく、やがて助教授はアメリカへ行ってしまった。助教授のアメリカ行きは前からわかっていたらしく、その期間も3ケ月ほどだということだったが、その間にこっこの熱もしだいに冷めてきて、いつのまにか、また前の彼とのつきあいが復活していた。