優子の浮気
2001年9月24日このところ作曲モードに入っていて、ちょっとサボってしまった。
ごめんなさい。
久しぶりに吹奏楽の曲にとりかかっていた。
大曲なので、まだ完成は遠いけれど、第1楽章の提示部分はほぼできあがった。
雅楽風の曲。
30日に演奏予定の筝曲も、実際に演奏してみるといろいろいじりたくなって、まだ手を加えている。
さて、不倫の話だけど、俺のところに持ち込まれてくる不倫の相談は、独身女性と既婚男性っていうのがほとんどだけど、ひとつだけ例外があった。
今日はその話をしよう。
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優子は18歳で結婚して、現在3人の子持ち。相手は中学の先輩で2歳年上。
高校卒業とほぼ同時期に妊娠し、その年の8月に結婚した。
いわゆる「できちゃった婚」だ。
彼はコンピューターの技術者として年齢にしては高い収入があったから、彼女は専業主婦となって子育てに専念した。
それから4年。3人の子供を生み、子育てに忙しい彼女に不満が生まれた。
子供のことや日常のことなど、彼といろいろ話したいと思っているのに、彼は会社から帰ってくるとテレビの前に座り込んで、彼女の話を聞こうとしない。そして「疲れた」「忙しい」が口癖となっていく。
不況にもかかわらず、技術者としての彼の仕事は増えていったが、子育てにかかる費用はそれ以上に増えていき、彼女は家計を補うために子供を実家に預けて近くのラーメン屋でパートとして働き始めた。
そのラーメン屋の店長に彼の愚痴を言ったのが始まりで、店長にいろいろ相談しているうちに、やがて店長との不倫が始まってしまった。
店長は既婚者だが、奥さんとはうまく行かず別居状態で、ラーメン屋の2階に一人で住んでいたという。
彼女の浮気がばれたのは、携帯に入っていた店長からのメール。
たぶん、それ以前から彼は彼女の行動に不信を抱いていたのだろう。
だから、彼女の携帯のメールを見たのだと思う。
当然、彼は激怒した。そして、その日のうちに3人の子供を彼の実家に連れ帰ってしまった。
彼女は彼の怒りがあまりに激しかったので、怖くなって自分の実家に逃げ帰った。
彼女は、彼の怒りがおさまってから彼にきちんと謝り、再出発をするつもりでいた。
しかし、彼は彼女を許さず、離婚して子供は自分が引き取るという。
この事件があったのは8月。
9月からは、子供たちは彼の実家から近くの小学校に通い始めた。
転校手続きをどうしたのか、彼女は何も知らされなかった。
そして、夏以来、彼女は自分の子供たちと会っていない。
今、彼女たちは家庭裁判所で離婚調停を行なっている。
彼は離婚すると言い、彼女は別れたくないという。
店長とは夏以来会っていない。
離婚が成立するのか。子供たちはどうなるのか。
浮気をしたおまえが悪い、と俺は彼女に言った。
彼女もそれはわかっている。
ただ、彼女には言わなかったが、俺は彼女にそうさせた原因は彼が作ったのだと思う。
彼女は「かまってほしい」タイプなんだ。
ちょっとした会話でもいい、ちょっとした触れ合いでもいい。
彼がちょっと彼女をかまってやれば、こんな結果にはならなかっただろう。
家の中ですれ違いざま、彼女の胸を触ったっていいんだ。
他人がやればセクハラだが、夫婦の間では立派なコミュニケーションなんだ。
たったそれだけのことで、夫婦というのは気持ちがつながっていく。
彼女みたいなタイプに、「釣った魚には餌をやらない」なんて態度をとったら、浮気をされて当然……とまでは言わないけれど、少なくとも浮気の要因は作り出している。
男にも女にも、「かまってほしい」というタイプはいる。
こういうタイプの相手をかまってあげなければ、やがては他で「かまってもらう」という結果になる。
相手がこういうタイプだったら、ちょっとしたことでいいからかまってあげることだ。
………手抜きをすると、浮気されるぞ。
ごめんなさい。
久しぶりに吹奏楽の曲にとりかかっていた。
大曲なので、まだ完成は遠いけれど、第1楽章の提示部分はほぼできあがった。
雅楽風の曲。
30日に演奏予定の筝曲も、実際に演奏してみるといろいろいじりたくなって、まだ手を加えている。
さて、不倫の話だけど、俺のところに持ち込まれてくる不倫の相談は、独身女性と既婚男性っていうのがほとんどだけど、ひとつだけ例外があった。
今日はその話をしよう。
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優子は18歳で結婚して、現在3人の子持ち。相手は中学の先輩で2歳年上。
高校卒業とほぼ同時期に妊娠し、その年の8月に結婚した。
いわゆる「できちゃった婚」だ。
彼はコンピューターの技術者として年齢にしては高い収入があったから、彼女は専業主婦となって子育てに専念した。
それから4年。3人の子供を生み、子育てに忙しい彼女に不満が生まれた。
子供のことや日常のことなど、彼といろいろ話したいと思っているのに、彼は会社から帰ってくるとテレビの前に座り込んで、彼女の話を聞こうとしない。そして「疲れた」「忙しい」が口癖となっていく。
不況にもかかわらず、技術者としての彼の仕事は増えていったが、子育てにかかる費用はそれ以上に増えていき、彼女は家計を補うために子供を実家に預けて近くのラーメン屋でパートとして働き始めた。
そのラーメン屋の店長に彼の愚痴を言ったのが始まりで、店長にいろいろ相談しているうちに、やがて店長との不倫が始まってしまった。
店長は既婚者だが、奥さんとはうまく行かず別居状態で、ラーメン屋の2階に一人で住んでいたという。
彼女の浮気がばれたのは、携帯に入っていた店長からのメール。
たぶん、それ以前から彼は彼女の行動に不信を抱いていたのだろう。
だから、彼女の携帯のメールを見たのだと思う。
当然、彼は激怒した。そして、その日のうちに3人の子供を彼の実家に連れ帰ってしまった。
彼女は彼の怒りがあまりに激しかったので、怖くなって自分の実家に逃げ帰った。
彼女は、彼の怒りがおさまってから彼にきちんと謝り、再出発をするつもりでいた。
しかし、彼は彼女を許さず、離婚して子供は自分が引き取るという。
この事件があったのは8月。
9月からは、子供たちは彼の実家から近くの小学校に通い始めた。
転校手続きをどうしたのか、彼女は何も知らされなかった。
そして、夏以来、彼女は自分の子供たちと会っていない。
今、彼女たちは家庭裁判所で離婚調停を行なっている。
彼は離婚すると言い、彼女は別れたくないという。
店長とは夏以来会っていない。
離婚が成立するのか。子供たちはどうなるのか。
浮気をしたおまえが悪い、と俺は彼女に言った。
彼女もそれはわかっている。
ただ、彼女には言わなかったが、俺は彼女にそうさせた原因は彼が作ったのだと思う。
彼女は「かまってほしい」タイプなんだ。
ちょっとした会話でもいい、ちょっとした触れ合いでもいい。
彼がちょっと彼女をかまってやれば、こんな結果にはならなかっただろう。
家の中ですれ違いざま、彼女の胸を触ったっていいんだ。
他人がやればセクハラだが、夫婦の間では立派なコミュニケーションなんだ。
たったそれだけのことで、夫婦というのは気持ちがつながっていく。
彼女みたいなタイプに、「釣った魚には餌をやらない」なんて態度をとったら、浮気をされて当然……とまでは言わないけれど、少なくとも浮気の要因は作り出している。
男にも女にも、「かまってほしい」というタイプはいる。
こういうタイプの相手をかまってあげなければ、やがては他で「かまってもらう」という結果になる。
相手がこういうタイプだったら、ちょっとしたことでいいからかまってあげることだ。
………手抜きをすると、浮気されるぞ。
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